建設技術審査証明を取得することにより、土木の分野でもゴールコンの優れた技術が認められました。
※審査証明の取得法人は潟Lョウリツのみであり、全国ゴールコン協会として、審査証明を交付されたわけではない。
建設技術審査証明は、民間において研究・開発された技術を建設事業に適正に反映され、新技術の建設技術水準の向上を計ることを目的とした制度です。
この制度の運営に当たっては、当該審査証明技術について学識経験者による「審査証明委員会」を設け、開発の趣旨、開発目標および技術内容、既存の技術との対比、実績等について審査を行い、使用現場の適正判断を容易にして、技術の早期普及を図っています。
なお、対象技術は土木系材料・製品・技術、道路保全技術を対象としています。
「ゴールコン」は、鉄筋コンクリート擁壁の壁部分に積み上げ式の構造用プレキャストコンクリートブロック(以下、「ゴールコン」部材という)を使用し、基礎コンクリートに定着した鉛直鉄筋とゴールコン部材を中込めコンクリートにより一体化させた擁壁である。
「ゴールコン」は、その壁体部分の施工に型枠を必要とせず、現場におけるコンクリート工事量も少ないので、工期の短縮や省力化を図ることができる。
「ゴールコン」部材は、十分に管理された工場で生産されるため、品質が均一であるだけでなく、必要に応じ前面壁に意匠を施すことが可能である。
また、擁壁の控え部となる断面の形状・寸法により、500型、1000型、1500型、N1500型及びN2000型の5タイプがあり、それぞれに対して、基本型、端部調整型(1)、端部調整型(2)、角度調整型がある。
このため、鉛直壁高さ10m以下の範囲であれば、荷重条件に応じて適切な「ゴールコン」部材を選定し、美観や景観に優れた擁壁を造ることができる。
また、水平方向に隣接する「ゴールコン」部材の噛み合わせ部は互いの面の角度を5°〜15°に変えることが可能な構造になっているので,水平方向に局面を有する擁壁の建設も可能であり,特に端部調整型(1)を利用すれば,曲率半径6mの曲線部にも対応可能である。
「ゴールコン」部材の形状及び種類は以下の通り