土質・高さに適合した設計で基礎コンクリートを水平に打設します。
打設時には鉛直鉄筋を突出させておきます。
鉄筋間隔は正確に配置し、勾配は壁面勾配と同一に、段違いは基礎に設けます。
ゴールコン設置位置をフーチングコンクリート面にスミ出しし、両側に支柱を立てて水糸を張ります。
ゴールコンを正位にクレーン車等で吊り、手元2人で既に固定してある鉛直鉄筋にゴールコンの鉛直鉄筋孔を通して据え付けます。
ゴミ等の除去を行い、据え付け位置、寸法、勾配を測定し、調整します。 生コンを、ゴールコン鉛直鉄筋工の高さの80%程度まで打設し、振動棒にて突き固めます。
ゴールコンを反位に吊り、鉛直鉄筋にゴールコンの鉛直鉄筋孔を通して据え付けます。
据え付け位置、勾配等を測定調整します。
ゴールコンを正位、反位交互に設置し、各々その位置を調整しながら積み上げていきます。
3〜4段毎に縦貫孔のゴミ等の除去を行い、散水し、鉛直鉄筋位置の確認を行った後、上段ゴールコン高の半分程度までコンクリート打設を行い、振動棒にて突き固めます。
裏込め(埋め戻し)材料は設計条件に照らし、その条件に見合ったもので行います。(発生土を利用する場合は、設計時点で考慮します。)転圧は、30cm程度の撒きだし厚に対し、ランマー等で入念に行います。
裏込め作業は擁壁背面の排水の為の透水マットまたは栗石等の施工行程と調整を図って行います。
完成全景