鉄筋の価格が高騰している。鉄筋を減らす事はできないか?
現在の構造体では鉄筋を少なくする事はできない。鉄筋を少なくすると構造体の変更、部材厚が大きくなる等の問題が発生する。
製品寸法の許容差をもう少し大きくできないか?(±2程度)
空積みブロックの為許容誤差を大きくすると、ブロック間に目地(モルタル等)の敷設が必要になるので、できません。
製品背面部にクレーターができるので、なくす又は小さくする方法はないか。
クレータ(気泡)ペーストをすり込む補修で対応する。型枠傾けるか型枠に空気穴を設ける等の工夫をして見てください。
通常の滑面製品を製造する際に鉄筋にプラスチックスペーサを使用して鉄筋配置を行っていると思いますが、デザイン製品の場合も滑面製品と同じスペーサ取り付け位置での製造になりますので、鉄筋の配置決めが困難で不確実になるのではないでしょうか?
スペーサの目的はかぶり(40mm以上)を確保することを原則として、取り付け位置及び個数を決めて下さい。【付属図書(変更)参考P22】
土木学会の高流動コンクリート施工指針では石灰石微粉末の比表面積は2500〜8000cm2/g程度と記述してあります。JASS5の石灰石微粉末の規格としての比表面積が10000 cm2/g以上は、規格として厳しいのではないでしょうか?
混和材料−混和材−石灰石微粉末(JASS 5 M-701:2005 高強度コンクリート用セメントの品質基準 附属書2:石灰石微粉末の品質基準)について
型枠の負荷が大きくなるとおもいますが、コンクリートの設計基準強度(30N/mm2)と鉄筋のかぶり(40mm以上)を確保できれば高流動コンクリートを「高流動コンクリートの材料・調合・製造・施工指針(案)・同解説. 発行元:(社)日本建築学会」に沿って使用してもかまいません。
表面に出ない部分の気泡は径5cm、深5mmまで良いとされているが、根拠はあるのか?
1個当たりの気泡が多いと補修した方が望ましい。
『工場製品のかぶりの最小値は、外気に露出される場合、土や水に直接触れる場合、その他耐久性について考慮する必要のある場合20mm 外気に露出されない場合、現場打ちコンクリートに埋め込まれる場合、特に耐久性についての考慮を必要としない場合10mm』 コンクリート標準仕様書(設計偏)2007版 P252より
附属図書ある大臣認定製品の配筋と、マニュアルにある配筋が違うようですが、認証マークをつけたまま道路用として出荷してもいいでしょうか。
宅認と土木の製品の配筋は同じものです。
附属図書(平成7年認定)にあるゴールコン製品の配筋は、その後平成9年、平成10年に変更があり、現在は平成10年の配筋が認められています。
変更があったため、平成7年発行の附属図書の配筋と平成17年発行のマニュアル(平成10年の配筋を掲載)とでは製品の配筋が違っています。
現在はマニュアルに掲載されている配筋が大臣認定製品の配筋となっていますので、土木も建築も同じ配筋での製品製造をお願いいたします。また同じ製品を道路用としても建築用としても使用できます。
フーチング部及び中詰めコンクリートの鉛直鉄筋、天端コンクリート部の鉄筋はSD345を使用するのになぜゴールコン部材の鉄筋はSD295を使用しているのですか?
近年橋梁下部構造物では、兵庫県南部地震以後の耐震設計において要求される構造物の耐力が向上したことにより高強度の材料を使用する傾向にあって、建設省の各地方建設局内において、コンクリートσck=24N/mm2、鉄筋SD345を標準としていることがほとんどになってきました。
しかし現在では、土木構造物設計マニュアル(案) 第1章 側溝・カルバート・擁壁編の5ページに『使用する鉄筋の材質は、SD345(プレキャスト製品は除く)を標準とする』と述べられてる通り、これはプレキャスト製品には対応されておりません。
従って、ゴールコン製品本体の鉄筋は 現在、従来通りSD295を採用しております。