製品を据え付けるとどうしても鉛直鉄筋がずれてくるので、当初の配筋図の鉄筋のピッチやフーチングの鉄筋の配置を協会として決めてほしい。
現場にて鉄筋等を加工し固定するものとします。適当な治具を考えたいと思いますが、単価面と手間や精度の面でどのような判断になるかです。
土木用の縦貫鉄筋スペーサは無いが、鉄筋の空きの確保はどうすればよいか。T型ブロックには専用スペーサがあるようだが。
現在、施工業者より施工マニュアルを提出するよう要請された場合、大臣認定の付属図書か土研センターのマニュアルの該当する部分をコピーして渡しております。
しかし、「もっと分かり易い施工マニュアルは無いのか。」という声が多く、困っております。特にT型ブロックは施工マニュアルが独自のものとしてあり、比較して責められたこともあります。協会として施工マニュアルを作成していただくことは可能でしょうか。
現在大臣認定を申請中です。認定の許可後にマニュアルの作成を検討します。
宅地造成等規制法施行令第15条の規定に基づく大臣認定擁壁(垂直積み擁壁ゴールコン)付属図書(平成7年度)及び変更図書(平成9年1月)があります。
フーチング上面あるいは中間からの縦貫鉄筋を固定するのに良い方法は無いか?
中込部に水が溜まる、対応策は無いか?
現場にてシート等で水か入らないように工夫して下さい。 基本的に打ち継ぎ部の水、レイタンス、ごみ、等は「きれいに掃除」することが原則です。
同一スパンで各段毎に延長方向に延びが出る。各ブロック毎に確認調整出来ないか?
製品の許容誤差及び施工の許容誤差等で延長が長くなる事によって誤差が大きくなります。 15m〜20m以下で伸縮目地を設け調整することにします。
ゴールコンの天端コン打設後の養生が5日なのに対して、現場打ち擁壁の最終打設からの養生が7日なのはなぜか。根拠を知りたい。
この工事日数バーチャートにおける現場打ち擁壁の断面は壁高さ10mを想定しています。
壁の施工にあたり、コンクリートの打設等の作業は3回に分けており1回の作業を3m程度とすると、最終作業は4m分の打設となります。
これに対してゴールコンの最終作業は天端コンクリートの作業ですので高さ0.5m、厚さ0.5mとなります。
また現場打ち鉄筋コンクリート擁壁の場合、標準養生は21.0N/mm2で7日間となっております。(ゴールコンは24.0 N/mm2で計算しておりますので強度の発現が早くなっております。)
なお、ご参考までにカタログに掲載している工事日数バーチャートについては下記の本に項目がございますのでご参照ください。
また最新の施工歩掛りについては、下記の本に記載されています条項をご参照ください。
フーチング打設後、何日でブロックを施工しますか?また1段目のブロックを据え付けたあと中込めコンクリートを打設するが2段目のブロックの据付の基準は?。
一般的に底版(フーチング)コンクリートを打設し、壁または柱の施工に移る場合、養生期間として3〜4日を確保(底版コンクリートの脱型時期)することを目安としています。このときのコンクリート強度は50kgf/cm2以上となります(JASS5)。また、壁コンクリートの打ち継ぎについても概ね3〜4日の養生期間を確保した後に行ってください。
ゴールコン擁壁の場合、上記の一般的なコンクリート施工管理手法に照らし、コンクリートの設計強度(一般的には210kgfである)を考慮して、次のように設定しています。
最近は現場打ちコンクリートの強度UPが進んでいることもあり、全体的に2〜3日を目標にしておけば十分と考えられますが、現場養生温度等各現場の条件変化を十分把握して決定することが大切です。
土木の場合は、各官庁発行の施工管理基準にのっとって決定してください。